名古屋でオフィスを借りる?買う?それぞれのメリット・デメリット
名古屋でオフィス移転を考えた時、まず決めたいのは、オフィスを借りるか事務所を買うかです。
昨今の価値観としてオフィスは借りるものですが、気に入る条件のオフィスがない場合には、それも良いかも知れません。
名古屋のビジネス街、たとえば丸の内から近い場所でも、中古の事務所ビルなどは散見されます。
では、借りるのと買うのとどちらの方が良いのでしょうか。
ここではそれぞれメリット・デメリットについてご紹介します。
オフィスを借りるメリット
オフィスを借りるメリットとしては、形態の変化に強いことです。
企業が大きくなると人数が増えたり、部署ごとにオフィスを分けたり、という時に、オフィスが賃貸であれば対応は容易です。
そのオフィスを引き払って、新しく大きなオフィスに移動すれば良いだけです。
また、逆に業務を縮小しなければならない場合や、今のオフィスへの不満が見つかった場合、あるいは近隣や同ビル内でのトラブルなどに見舞われた場合でも、賃貸であれば引っ越すという選択が容易に取れるので、何かがあった時でも安心です。
更には、ビルには管理人がいるため、何かあったときの対応もそちらに頼むことができるなど、利点もあります。
そして、いずれビルは老朽化してしまうため、いずれは変える必要があります。
自社にとって最適な事務所が見つかるまでは、賃貸のオフィスでも何ら問題はないと言えるでしょう。
オフィスを借りるデメリット
オフィスを借りるということは、当然賃料が発生します。
月々の賃料はピンキリですが、事務所の購入と比べれば、当たり前ですが安くなります。
ですが、長くそのオフィスに留まるということを考えた場合、賃料には終わりはないため、最終的には高くなってしまう可能性も考えられます。
さらには、経済が不況に陥った場合や、地価が上がった場合など、何らかの理由で賃料の値上げをされる可能性もあるのです。
その他、ビルの利用にはルールや制限が設けられていることが多く、自由にならない部分も多いことと、移転自体は容易ですが、移転の回数を重ねるごとに移転のために費用が余計にかかってしまうことにも注意が必要です。
事務所を買うメリット
事務所を買うメリットとしては、不動産資産としてその事務所を手元に残せることが挙げられます。
事務所が手元にあれば、それを担保として銀行などで借入を行う際に便利です。
一括あるいはローンでの支払いを終えれば、賃料を払い続ける必要もなく、ずっと使うことができます。
自社での持ち物でもあることから、内装に関しては理想的なものにすることができますし、ルールも制限も自分達で決めることができ、ある程度の融通が利きます。
事務所を買うデメリット
事務所を買う場合、借りる場合と比べるとやはり初期費用は高くなりがちです。
さらに、賃料はかかりませんが、ビル管理費用やビルメンテナンス費用(エレベータの点検費用など)、固定資産税といった別途のお金が出ていくことになります。
思ったとおりの快適な事務所が手に入る半面、その事務所買うための初期費用、維持費がかかってしまうのです。
また、その企業が安定していないものであれば、購入してしまうと従業員の増減といったものに対応できなくなることが予想できます。
変化には弱く、人数の入れ替わりや増減が激しいような場合には、あまり向いていないと言えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どちらにもメリットやデメリットがあるので、どちらを選ぶかは企業によります。
ですが、賃料がかかるものの変化に強いという点で、中小企業はオフィスを借りる方が適していると言えそうです。
次の記事では、オフィスを借りる場合のコツについてご紹介します。